赤ちゃんの歯並びはいつから気にすべき?小児矯正開始時期の目安と費用まとめ|広島の矯正歯科【ソレイユ矯正歯科】

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2025.7.25

赤ちゃんの歯並びはいつから気にすべき?小児矯正開始時期の目安と費用まとめ

「子どもの歯並び、大丈夫かな…」と気になったことはありませんか?
歯並びの問題は、見た目だけでなく将来の噛み合わせや発音、全身の健康にも影響を及ぼすことがあります。とはいえ、いつから矯正を考えればいいのか、費用はどのくらいかかるのか、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、赤ちゃんから小学生までの歯並びのチェックポイントや、小児矯正の開始時期、治療法、費用の目安までをわかりやすく解説します。お子様の将来の健康な歯並びのためにも、ぜひ参考にしてみてください。


目次

1. 赤ちゃんの歯並びの基本
2. 年齢別・歯並びのチェックポイント
3. 小児矯正が必要な歯並び
4. 小児矯正の開始時期と治療法
5. 費用の目安
6. よくある質問(Q&A)
7. まとめ


1. 赤ちゃんの歯並びの基本

1-1. 乳歯と永久歯の違い

赤ちゃんの歯並びを考える上で、まず知っておきたいのが乳歯と永久歯の特徴の違いです。

特徴 乳歯 永久歯
生え始め 生後6ヶ月ごろから 6歳ごろから
本数 20本(上下各10本) 28本(親知らずを含めると最大32本)
大きさ 小さく丸みがありやわらかい 大きく硬く、しっかりとした構造
隙間の有無 隙間があるのが正常 基本的には隙間が少なく密集している

乳歯には、永久歯が正しく生えるためのスペースを確保するという大切な役割もあります。

1-2. 歯並びに影響する要因

歯並びは、生まれつきの要素と、育つ環境によって左右されます。

【遺伝的要因の例】
・あごの大きさや形
・歯の大きさや生える位置の傾向
・骨格のバランス(受け口・出っ歯など)

【環境的要因の例】
・長期間の指しゃぶりやおしゃぶりの使用
・舌で前歯を押す癖
・鼻づまりによる口呼吸
・頬杖など日常の姿勢のクセ


2. 年齢別・歯並びのチェックポイント

お子様の歯並びは年齢とともに変化していきます。成長段階に応じて、気をつけるべきポイントを確認しましょう。

【0〜2歳:乳歯萌出期】

この時期は基本的に「様子見」で問題ありません。ただし、以下の点は注意深く観察しましょう。

■チェックポイント
・1歳になっても歯が生えてこない
・指しゃぶりや舌の癖がある

【3〜5歳:乳歯列完成期】

乳歯が20本生えそろい、噛み合わせや口周りの癖が気になり始める時期です。

■チェックポイント
・歯と歯の間に隙間がまったくない
・受け口や著しい出っ歯
・前歯が傾いて生えている
・お口ポカン(口呼吸)が多い
・発音が不明瞭

【6〜12歳:混合歯列期】

乳歯と永久歯が混在する「歯並びの変化期」。不正咬合が現れやすく、小児矯正を始めるタイミングでもあります。

■チェックポイント
・永久歯が通常とは異なる位置から生えてきている
・前歯が閉じない
・受け口や出っ歯
・噛み合わせが悪く、食べ物を噛み切りにくい


3. 小児矯正が必要な歯並び

小児矯正が検討されるのは、以下のような歯並びや噛み合わせに問題がある場合です。

    • ・出っ歯(上顎前突)

      上の前歯が前方に大きく突き出ている状態。上下の前歯の距離が4mm以上あると治療の対象になることが多く、口が閉じにくかったり、転倒時に前歯を折りやすいといったリスクがあります。

    • ・受け口(下顎前突)

      下の前歯が上の前歯より前にあり、噛み合わせが逆になっている状態。骨格の成長によって悪化するケースもあるため、早期の診断と対処が重要です。

    • ・すきっ歯(空隙歯列)

      歯と歯の間に広い隙間がある状態。前歯の真ん中にすき間ができる「正中離開」がよく見られます。永久歯への生え変わりの一時的なものであれば問題ありませんが、隙間が大きい・長期間続く場合は注意が必要です。

    • ・叢生(そうせい)

      歯が重なり合ってガタガタに生えている状態。いわゆる「八重歯」もこの叢生の一種です。歯並びがでこぼこだと、歯磨きがしにくく虫歯や歯周病のリスクも高まります。

    • ・開咬(かいこう)

      上下の前歯が閉じない噛み合わせです。食べ物がうまく噛み切れなかったり、発音に影響が出ることがあります。


4. 小児矯正の開始時期と治療法

小児矯正には「第I期治療」と「第II期治療」の2段階があります。それぞれの目的や治療内容を理解しておくことが重要です。

4-1. 第I期治療(おおむね6〜10歳)

■目的
あごの骨の成長バランスを整え、将来の歯並びが乱れにくくなるよう土台をつくることです。歯が並ぶスペースを確保し、噛み合わせや舌の癖などの悪習慣も早期に改善していきます。

■使用する装置の例
・拡大床:あごの幅を広げて、永久歯が正しく並ぶスペースを確保する
・筋機能訓練装置(MFT):舌や口まわりの筋肉の使い方をトレーニングする
・バイオネーター:上下のあごの位置や成長バランスを整える

■治療期間の目安
約1〜2年(個人差あり)

■メリット
将来的に本格的な矯正治療が不要になったり、治療期間を短縮できる可能性があります。また、あごの成長をコントロールすることで、永久歯が正しい位置に自然と生えやすくなり、抜歯を避けられることもあります。

4-2. 第II期治療(おおむね12歳以降)

■目的
永久歯の位置を整えて、きれいな歯並びと正しい噛み合わせを完成させます。見た目だけでなく、咀嚼や発音などの機能も整えることを目的としています。

■使用する装置の例
・ワイヤー矯正:歯の表面にブラケットを装着し、ワイヤーの力で少しずつ歯を理想的な位置へ動かしていく
・マウスピース矯正:透明なマウスピース型の装置を使って、段階的に歯を動かす

■治療期間の目安
約1.5〜2.5年(症例による)

■メリット
永久歯がそろった状態で美しい歯並びと正しい噛み合わせをしっかりと整えることができます。成長期に行うことで、成人後の矯正に比べて歯が動きやすく、より効率的な治療が期待されます。


5. 費用の目安

小児矯正の費用は、治療内容や使用する装置によって異なります。以下はあくまで一般的な目安です。

  • ・第I期治療:約30〜50万円前後
    ・第II期治療:約60〜90万円前後

※検査料・調整料・装置費などが別途かかる場合もあります。


6. よくある質問(Q&A)

Q1:歯並びが悪くても乳歯だから放っておいても大丈夫?

A:乳歯の歯並びは、永久歯の生え方に大きな影響を与えます。気になる癖や噛み合わせがある場合は、早めに相談するのが安心です。

Q2:矯正は痛くないですか?

A:装置をつけた直後は違和感や軽い痛みを感じることもありますが、ほとんどのお子様が数日で慣れていきます。


7. まとめ

赤ちゃんの歯並びは、早い段階での観察と適切な対応が将来の健康な口元につながります。
乳歯の生え方やあごの成長、日常の癖などを丁寧にチェックし、必要であれば矯正の専門家に相談することが大切です。とくに混合歯列期(6〜12歳)は、矯正を始めるベストタイミングといわれており、将来的な治療の負担を軽減できる可能性もあります。

広島県安芸郡の「ソレイユ矯正歯科」では、矯正治療を通じて、幅広い年齢の方がきれいな歯並びとしっかりとした咬み合わせを目指せるようサポートしています。症状の度合いやご要望に応じて、生活スタイルにフィットする矯正方法をご提案しております。大切なお子様の歯と健康を守るためにも、気になることがあれば、ぜひご相談ください!


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