すきっぱ(空隙歯列)になる理由
広島県安芸郡府中町のイオンモール広島府中2Fにあります
矯正歯科専門医院 ソレイユ矯正歯科です。
矯正治療を考えられる方のなかで、気になる症状のひとつに「すきっぱ」があります。
「すきっぱ」は空隙歯列という不正咬合になりますが、特に前歯の隙間があると
審美的にも問題になります。
この様な状態になる原因がいくつかあります。
・歯のサイズが小さい
・歯槽骨が大きい
・混合歯列期による正常な隙間
・歯並びが悪い
・過剰歯がある
・上唇小帯が入り込んでいる
・指しゃぶり、舌癖がある
などです。
・1つ目の歯のサイズが小さい、というのは歯槽骨(歯が生える歯列部分の骨)
に対して、歯が小さすぎる場合スペースがあまってすき間ができてしまう状態です。
隙間の程度によりますが、矯正治療できれいに隙間を閉じれる場合と、矮小歯といって歯が小さ過ぎる場合は、そのまま隙間を閉じるだけでは上手くいきません。
歯が小さすぎる場合は、被せ物で歯の形態を整える必要があります。
2つ目は歯槽骨が大きすぎる場合は、歯のサイズが平均的でも歯列に隙間が生じますので、この場合は矯正治療で隙間を閉じることが主な治療方法となります。
3つ目は混合歯列期の乳歯から永久歯に生え変わる段階で出現する、生理的な隙間があります。
この時期はugly duckling stage(:アグリーダックリングステージ、みにくいアヒルの子の時期)と呼ばれます。
この状態は正中が離開しており、上の前歯が真ん中から数えて2番目、そして続いて3番目の犬歯が生え変わるにつれてだんだんと隙間は閉じてきますので、治療の必要はありません。
4つ目の歯並びが悪い場合、前歯の生え変わりの段階で、真ん中から1番目と2番目の前歯の並びがずれて生えてしまうと、アグリーダックリングステージでも自然に隙間は閉じれません。この場合は矯正治療で歯並びを治します。
5つ目は過剰歯が埋伏(歯槽骨内に埋まっている)している場合です。
この過剰歯が邪魔をして隙間が出来ている場合、外科的に過剰歯を抜歯する必要があります。過剰歯を取り除いてから矯正治療で隙間を閉じます。
6つ目は上唇を上に引っ張り上げると上唇内側から正中部歯肉に付着している上唇小帯というヒダが原因になる場合です。
上唇小帯が歯の間深くまで付着していると、正中離開が生じます。
この場合、小帯を外科的に切除する場合もありますが、矯正治療で隙間を閉じるだけで問題ない場合もあります。
上唇小帯は1歳半検診や3歳児検診などで指摘を受けますので、指摘があれば永久歯の交換時に経過を見てもらうと良いでしょう。
また、この上唇小帯の付着が深いと、乳歯列時にお母さんが歯磨きをしてあげる時に歯ブラシで
小帯を擦ってしまうと痛みがあるので、お子さんが歯磨きを嫌がります。この場合、正中部分で小帯を避けて歯ブラシをあててあげて下さい。
7つ目は指しゃぶりや舌癖(嚥下時に舌を前歯に押し付ける等)があると、前歯に隙間ができてきます。長期的にこの癖をやめるアプローチと矯正治療の両方が重要になります。
以上様々な理由で空隙歯列が生じますが、原因が1つではなく複合的に存在している場合もあります。見た目上の気になるこの症状がある場合はまずはご相談下さい。
ソレイユ眼科・矯正歯科
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