【徹底比較】ワイヤー矯正 vs マウスピース矯正|費用は?どっちがおすすめ?
歯並びを整える矯正治療には、主に2つの方法があります。それが「ワイヤー矯正」と「マウスピース矯正」です。それぞれの治療にはメリット・デメリットがあり、「どっちがいいの?」「費用はどれくらい違うの?」と悩まれる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、費用・見た目・治療可能な歯並び・日常生活への影響など、あらゆる観点から2つの矯正方法を比較。 矯正を検討している方にとって、納得のいく選択ができるような情報をお届けします。
目次
1. ワイヤー矯正とは
2. マウスピース矯正とは
3. 費用の違いを比較
4. 対応できる歯並びの範囲を比較
5. 見た目・装着感・取り外しのしやすさを比較
6. ワイヤー矯正?マウスピース矯正?選択のポイント
7. よくある質問
8. まとめ
1. ワイヤー矯正とは
ワイヤー矯正は、歯の表面に「ブラケット」と呼ばれる小さな装置を取り付け、ワイヤーで歯を引っ張ることで徐々に並びを整える方法です。固定式の装置なので、自分で取り外すことはできません。非常に幅広い症例に対応でき、精密な歯の移動が可能です。
【ワイヤー矯正の種類】
・表側矯正(一般的なワイヤー矯正)
歯の表面にブラケットを装着する最も一般的な方法です。金属製が主流ですが、目立ちにくい白いセラミック製のブラケットも選べる場合があります。
・裏側矯正(リンガル矯正)
ブラケットを歯の裏側に装着する方法です。外からは装置がほとんど見えないため、見た目を気にする方に人気があります。ただし、技術的に難易度が高く、費用も高くなる傾向があります。
2. マウスピース矯正とは
マウスピース矯正は、透明なマウスピースを一定期間ごとに交換し、少しずつ歯を動かしていく方法です。取り外しができるため、食事や歯磨きがしやすく、見た目にも目立ちにくいのが大きな特徴です。
【マウスピース矯正の種類】
マウスピース矯正にはさまざまなメーカーがありますが、もっとも広く知られているのがインビザラインです。世界100カ国以上で提供されており、これまでに1,500万人以上の治療実績があります。豊富なデータと経験に基づいた精密なシミュレーションが可能で、治療開始前に歯がどのように動いていくかを3D画像で確認することが可能です。
マウスピース矯正には、インビザラインの他にも「キレイライン」や「アソアライナー」といったメーカーがあり、費用や治療の進め方に違いがあります。
3. 費用の違いを比較
矯正治療の費用は、使用する装置の種類や症例の難易度、治療期間によって異なります。
一般的に、表側のワイヤー矯正は比較的費用を抑えやすい傾向があります。
一方、マウスピース矯正は、ワイヤー矯正と同等、またはそれ以上の費用がかかる場合もあります。
以下は、矯正方法ごとの費用の目安です。(全体矯正の場合)
矯正方法 | 費用の目安(万円) |
---|---|
ワイヤー矯正(表側) | 60〜100万円 |
ワイヤー矯正(裏側) | 80〜150万円 |
マウスピース矯正 | 60〜100万円 |
※上記はあくまで一般的な目安です。治療の範囲、使用する素材、通院頻度などによって金額は変わります。
4. 対応できる歯並びの範囲を比較
矯正治療は、すべての症例にどちらの方法でも対応できるわけではありません。
ワイヤー矯正は、あらゆる症例に幅広く対応できる点が大きな強みです。
一方で、マウスピース矯正は比較的軽度〜中等度のケースに限定されることがあるため、事前の診断が重要です。
【ワイヤー矯正で対応できる症例】
-
・重度の叢生(ガタガタの歯並び):歯が重なっているなどの複雑なケースでも、強い力で確実に動かせます。
・抜歯を伴う治療:歯を抜いてスペースを作り、大きな歯の移動が必要な場合に有効です。
・噛み合わせの大幅な改善:出っ歯や受け口、開咬など、上下の歯の関係に問題がある場合にも対応できます。
・歯根の移動:歯の根元からの移動が必要な場合にも対応可能です。
【マウスピース矯正で対応できる症例】
-
・軽度〜中等度の叢生:前歯のちょっとした重なりやねじれなどが改善できます。
・隙間の閉鎖:歯と歯の間のすき間が気になる場合にも対応できます。
・軽度な傾斜の改善:少し前に出ている、または内側に傾いている歯の調整ができます。
・治療後の後戻りの修正:過去に矯正をしたものの歯が動いてしまったというケースにも対応可能です。
5. 見た目・装着感・取り外しのしやすさを比較
矯正治療を始めるにあたって、「見た目が気になる」「痛みや違和感が不安」「矯正によってなにか制限はあるの?」という声をよくいただきます。
ここでは、ワイヤー矯正とマウスピース矯正の装着感や日常生活への影響について、比較してみましょう。
項目 | ワイヤー矯正 | マウスピース矯正 |
---|---|---|
見た目 | 目立ちやすい(目立ちにくい装置もあり) | ほとんど目立たない |
装着感 | 違和感・痛みが出やすい | 慣れれば装着感は軽め |
取り外し | 不可 | 可(ただし装着時間の管理が必要) |
【日常生活での影響】
-
・食事:ワイヤー矯正では「硬い食べ物」や「粘着性のある食べ物」は控える必要があります。マウスピース矯正は、外して食事ができるので自由度が高いです。
・歯磨き:ワイヤー矯正では専用ブラシやフロスが必要になることも。マウスピース矯正は取り外して歯磨きできるため、清掃性に優れます。
・金属アレルギー:マウスピース矯正は金属不使用のため、アレルギーの心配がありません。
・楽器演奏:金管楽器など口を使う楽器を演奏される方には、マウスピース矯正が適している場合もあります。
6. ワイヤー矯正?マウスピース矯正?選択のポイント
矯正方法を選ぶ際には、「どちらが優れているか」ではなく、「どちらが自分に合っているか」を考えることが大切です。何を基準に選べば良いのか、選択のポイントをいくつか紹介します。
6-1. 歯の状態で選ぶ
歯並びが大きく乱れている、抜歯が必要なケース、噛み合わせに大きな問題がある場合は、精密で強い力を加えることができるワイヤー矯正が適しています。一方、軽度〜中等度の乱れや後戻りなど、比較的簡単な症例であればマウスピース矯正も有効です。
6-2. ライフスタイルで選ぶ
接客業や学生など、見た目を重視する方にはマウスピース矯正が人気です。また、仕事で会食が多い、楽器を演奏する、衛生面を重視したい方にも適しています。
ただし、装着時間をしっかり守る自己管理が必要です。
6-3. 優先順位で選ぶ
治療の確実性や幅広い症例への対応力を重視するならワイヤー矯正が安心です。一方で、見た目や日常生活での負担を最小限にしたい方にはマウスピース矯正がおすすめです。
自分の希望を明確にして、歯科医師と相談しながら選びましょう。
7. よくある質問
Q1:年齢制限はありますか?
A:基本的には年齢制限はありません。大人になってから矯正を始める方も増えています。ただし、マウスピース矯正は装着時間などの自己管理が必要なため、ある程度の年齢や理解力があることが望ましいです。
Q2:どちらの方が痛みが強いですか?
A:個人差はありますが、ワイヤー矯正は装置の調整直後に痛みを感じやすい傾向があります。マウスピース矯正は新しいマウスピースに交換した直後に締めつけ感を覚える程度で、痛みは比較的軽いとされています。
8. まとめ
ワイヤー矯正とマウスピース矯正にはそれぞれに特徴があり、どちらが優れているかは患者さまの目的やライフスタイルによって異なります。見た目、費用、治療期間などを総合的に考えて、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
広島県安芸郡の「ソレイユ矯正歯科」は、患者さまとの対話を大事にしています。一人ひとりのお気持ちに寄り添い、ともに矯正治療に取り組んでいくことを心がけております。どちらの方法が自分に向いているかわからない方、まずはお気軽にご相談ください。症状の度合いやご要望に応じた矯正方法をご提案いたします。
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