叢生|広島の矯正歯科【ソレイユ矯正歯科】

叢生

叢生

歯並びのガタガタ、八重歯、乱杭歯

叢生について

叢生(そうせい)とは「歯の大きさと歯の並ぶ顎(歯槽骨/しそうこつ)の大きさの不調和により歯が入り切らず、歯が歯列からはみ出して、ガタガタが生じている」状態です。

叢生の原因

歯の大きさと、顎の大きさのアンバランスが原因で起こります。また、乳歯から永久歯への生え変わりが上手くいかず、永久歯が異所萌出したりしたころにより、デコボコになる場合もあります。

 

起こりやすい症状としては、犬歯がはみ出して並んで「八重歯」の状態が挙げられます。

叢生を放置すると…

  • 虫歯・歯周病のリスクが高くなります。
  • 口腔内の衛生管理が難しくなり、口腔内フローラのバランスが悪くなり、全身の病気へ繋がりやすくなります。
  • 正しく噛むことができずに、胃腸に負担をかけることになります。
  • 一部の歯に偏った負担をかけ、その歯の寿命に影響します。
  • 口内炎が頻繁にできる場合があります。

歯並びにガタツキがあると歯ブラシでの清掃が難しくなり、磨き残しが増えます。これにより、虫歯・歯周病のリスクが高くなります。

 

歯の先が粘膜に触れることが多く、口内炎が頻繁にできる傾向にあります。口腔は第1の消化器官でありますので、正しく噛むことができないと、その代わりに胃腸に負担をかけることになります。

 

噛んだときの力がうまく全体に分散されず、一部の歯に偏った負担をかけ、欠けたり破折したりなどが起こり、歯の寿命に影響します。

叢生の治療内容

叢生の治療は重なっている歯を整列させるためのスペースを作ることが必要になってきます。歯を整列させるスペースの作り方は症状によって異なりますが、大きく分けて4つあります。

 

★歯を抜くことで他の歯が入るスペースを確保する

★あごのアーチ(歯列)を全体的に横に広げる

 歯列の拡大には子どもの治療で夜間可撤式(やかんかてつしき)の拡大装置を使用して顎の成長を促したり、成長期の一時期には急速拡大を使って骨の縫合部を広げる方法もあります。大人の治療では歯の移動になり、歯列内での拡大になります。

★歯を前及び奥に移動させアーチ(歯列)を縦に広げる

★歯の表面をわずかに削ること(ディスキング)で隙間を作る

 

歯列が狭いときには歯列を広げることで、または歯全体を後ろに下げることでスペースを作ります。スペース不足が重度の場合には歯を抜くことも検討します。

  1. 歯が並ぶスペースを確保するために歯列を拡大します。
  2. 歯列の拡大のみでスペースが十分でない場合、抜歯をしてそのスペースに歯を移動させます。

叢生の症状はかなり多くの方に見られるものですが、見た目のみならず、叢生が存在すると口腔内の衛生面での管理が難しく、虫歯や歯周病、そしてこれらに関連する「全身的疾患」が繋がりやすくなります。

 

長い目で見て叢生を改善しておくことは、生涯に渡る医療費の削減も期待できます。

叢生の症例紹介

Case1
性別
男性
年齢
25歳
症例
頭部X線規格写真の分析結果では、骨格的に上顎前突傾向を認め、歯列では歯並びのガタツキが認められました。
抜歯
上下顎の両側第1小臼歯
装置
リンガルブラケット(舌側矯正)
期間
2年7ヶ月
方針
歯列のスペース不足により叢生を生じているため、上下顎の両側第1小臼歯を抜歯して治療を行いました。
リスク
すでに歯列から外れている歯の歯肉退縮が認められるため、配列中も歯肉退縮の可能性があります。

Before(矯正前)

After(矯正後)

Case2
性別
女性
年齢
24歳
症例
叢生(歯並びのガタガタ、八重歯、乱杭歯)
抜歯
上顎左右の第一小臼歯
装置
インビザライン
期間
2年6ヶ月
方針
検査結果より上下顎共にスペース不足が重度だったため、上顎左右の第一小臼歯を抜歯して、治療を行いました。
リスク
矯正治療後のリテーナーの使用を怠ると、ガタガタが再発することがあります。 歯の移動に伴い歯根が短くなるリスクがあります。

Before(矯正前)

After(矯正後)

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