インビザライン(マウスピース矯正)
インビザライン(マウスピース矯正)は、歯型を取って透明なマウスピースを作り、装着して歯並びを治していく方法です。ワイヤー矯正よりも痛みが少ないと言われています。
歯並びのガタガタ、八重歯、乱杭歯
叢生(そうせい)とは「歯の大きさと歯の並ぶ顎(歯槽骨/しそうこつ)の大きさの不調和により歯が入り切らず、歯が歯列からはみ出して、ガタガタが生じている」状態です。
歯の大きさと、顎の大きさのアンバランスが原因で起こります。また、乳歯から永久歯への生え変わりが上手くいかず、永久歯が異所萌出したりしたころにより、デコボコになる場合もあります。
起こりやすい症状としては、犬歯がはみ出して並んで「八重歯」の状態が挙げられます。
歯並びにガタツキがあると歯ブラシでの清掃が難しくなり、磨き残しが増えます。これにより、虫歯・歯周病のリスクが高くなります。
歯の先が粘膜に触れることが多く、口内炎が頻繁にできる傾向にあります。口腔は第1の消化器官でありますので、正しく噛むことができないと、その代わりに胃腸に負担をかけることになります。
噛んだときの力がうまく全体に分散されず、一部の歯に偏った負担をかけ、欠けたり破折したりなどが起こり、歯の寿命に影響します。
叢生の治療は重なっている歯を整列させるためのスペースを作ることが必要になってきます。歯を整列させるスペースの作り方は症状によって異なりますが、大きく分けて4つあります。
★歯を抜くことで他の歯が入るスペースを確保する
★あごのアーチ(歯列)を全体的に横に広げる
歯列の拡大には子どもの治療で夜間可撤式(やかんかてつしき)の拡大装置を使用して顎の成長を促したり、成長期の一時期には急速拡大を使って骨の縫合部を広げる方法もあります。大人の治療では歯の移動になり、歯列内での拡大になります。
★歯を前及び奥に移動させアーチ(歯列)を縦に広げる
★歯の表面をわずかに削ること(ディスキング)で隙間を作る
歯列が狭いときには歯列を広げることで、または歯全体を後ろに下げることでスペースを作ります。スペース不足が重度の場合には歯を抜くことも検討します。
叢生の症状はかなり多くの方に見られるものですが、見た目のみならず、叢生が存在すると口腔内の衛生面での管理が難しく、虫歯や歯周病、そしてこれらに関連する「全身的疾患」が繋がりやすくなります。
長い目で見て叢生を改善しておくことは、生涯に渡る医療費の削減も期待できます。
インビザライン(マウスピース矯正)は、歯型を取って透明なマウスピースを作り、装着して歯並びを治していく方法です。ワイヤー矯正よりも痛みが少ないと言われています。
歯列矯正では、かなりスタンダードなワイヤー矯正です。歯の表面にブラケット装置を装着し、アーチワイヤーを通して圧力を加えることで歯を動かして歯列を整えていきます。
歯の裏側(舌側)にブラケットとワイヤーを固定する矯正です。目立たない奥歯だけ、表面にワイヤーを通す場合もあります。舌側矯正は、歯列矯正が分かりづらい治療法です。
全体的に歯を動かすので歯はなく、気になる一部分の歯を動かす矯正治療です。上下の前歯部分を矯正することが多く、矯正の治療期間が短くて治療費を抑えることができます。